お子様が産まれたときに喜びと同時に頭をよぎるのが教育資金の心配ではないでしょうか?
そんな時にまず思い浮かぶのは「学資保険」ですよね。
ただ、学資保険はただ入ればよいという事ではなく不用意に入ってしまうと思っていたものと違い損してしまう事もあります。
今回は注意点をまとめましたのでチェックしてしましょう!
いくら払っていくらもらえるの?
まず確認しなくてはならないのは支払合計額と受取合計額です。
そもそも学資保険の加入目的は何でしょうか?ほとんどの方は「貯金で貯めるよりも増えるから」と言う事かと思います。しかし、受け取る金額より支払う金額が大きくなってしまう事もありますので、事前にしっかり確認しましょう。
支払った金額に対して貰える金額の割合を返戻率(へんれいりつ」と言います。
例えば
・支払額:160万円
・受取額:200万円
⇒200万円÷160万円×100=125%
となります。
これは返戻率125%と言う事で、支払った金額より125%になって返ってくると言う事ですね。
もし返戻率が100%を割るよう出れば支払金額の方が大きくなっているので損をしているという事になります。将来の積み立てと思って貯めていたのに支払額よりも受取が少なくなってしまうようであれば、その学資保険は目的気を達成できないと言う事になります。
いついくらのお金を受け取れるの?
学資保険はお金を受けるタイミングも大切です。どのタイミングでいくら受け取るプランなのかを確認しましょう。
受取のタイミングは大きく3パターンです。
②高校卒業時(18歳)に一括で受け取る
③高校卒業時(18歳)から分割で受け取る
どのプランが正解というわけではないのですが貰えるタイミング把握せずに加入してしまうと「学資保険を当てにしていたのにお金を受け取れない」と言う事になってしまいます。
例えば③の高校卒業時から分割で受け取れるプランに加入していて、いざ18歳の時にお金がひつようになったが分割で受け取るため1回あたりの金額は少額になります。そのため必要な金額に学資保険だけでは足りなくなってしまいます。
つまり「18歳になると200万円受け取れる」と思っていたのが5回の分割で受け取るため「18歳から22歳の5年間で40万円づつ受け取り、合計200万円。」と言う事になると18歳の時には200万円のつもりが40万円しか貰えませんので、お金が足りないという事になります。
一般的には ③ > ② > ① と言う順番で返戻率が高くなっているので、返戻率だけで選ぶと③を選んでしまいうのですが、分割で受け取るという事を理解しなくてはなりません。
親が亡くなってしまったらその後の保険料支払いはどうするの?
学資保険のメリットの一つが「契約者が万一の時(亡くなったとき)は以後の支払いが不要」と言う事です。つまりお父さんが契約者の場合、保険料を支払っている途中でお父さんが無くなってしまったらその後の保険料は支払わなくて良くなり、満期金は予定通り受け取ると言う事になります。
逆に言うと今回の場合お母さんが無くなったとしても保険料はそのまま支払いを続けなくてはなりません。
当たり前と思われるかもしれませんが、返戻率が良いからと言ってお母さんを契約者にした場合、大黒柱のお父さんが亡くなってしまった場合、収入が減少しても学資保険の保険料支払いは続きますので安易に契約者を決めてはいけませんね。
学資保険で保障をされていたとしてもそれぞれの生命保険はしっかり用意されたほうが良いと思います。
途中でやめてしまったらどうなる?
学資保険の特徴として「元金割れ」に注意なのですが、返戻率の良い学資保険でも途中で解約してしまうと元金割れをしてしまう事があります。
特に契約後すぐに解約してしまうとほとんどお金が返ってこない場合があります。
基本的に満期までやめないという事を前提に考えたほうがよいですが、長期の契約なので不足の自体に備えて「元金割れをしなくなるタイミング」をしっかり把握しておくことも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
学資保険について「どこの会社に加入したらよいか」と言う事から考える方が多いですが、どの様な時にいくら必要なのか、何に重点を置いて学資保険に加入するのかと言う事を先に考えたほうが良いですね。
お子様の将来のためのお金ですのでしっかり考えましょう。
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