賃貸物件の探し方

不動産
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進学や就職などので部屋を初めて借りる方は「何から始めたらいいのかわからない」と言う方も多いのではないでしょうか?

そんな方のために元不動産屋がお伝えします。

次のステップで進めて貰えれば迷わず良い部屋に出会えます!

 

お部屋探しの流れ

1.希望条件を書き出す

2.希望条件でネット検索をしてみる

3.希望条件の優先順位を決める

4.物件の問い合わせをしてみる

5.内見

6.1へ戻る(!?)

 

希望条件を書き出す

まずは自分が希望する条件をすべて書き出してみましょう。

いきなり不動産会社へ行かれる方もいますが、そこでも最初に希望条件を聞かれます。

主に次の内容は決めたほうが良いです。

(1)賃料

最大限支払える賃料を決めます。

賃料は高ければ高いほど良い物件になります。逆に言うと良いものを求めるほど高い賃料になります。目安は手取り給料の30%以内に抑えることですね。(手取り20万円の方は6万円以内)

(2)間取り・広さ

1K、1LDKといった間取り。ちなみにこの表記の意味ですが「1LDK」について

  • 1(先頭の数字)⇒ 居室の数を意味します。
  • L ⇒ リビング
  • D   ⇒ ダイニング
  • K ⇒ キッチン

(3)地域

学校や職場からどれくらい離れても良いか。電車を使う場合は乗換駅も注意が必要です。住んだことがない地域であれば、事前にインターネットで買い物施設を調べておくと良いでしょう。

(4)築年数

検索サイトでは新築から築35年以内など5年刻みで設定できます。どの程度の築年数が良いと言うわけではありませんが、築年数が新しくなるほど賃料が高くなりやすいので、これを優先するのであれば他の条件を我慢しなくてはならないと思ったほうが良いです。

(5)その他の条件

この他にも沢山あるのですが代表的なものとして

バストイレ別、2階以上、独立洗面台、室内洗濯機置き場、エアコン、
オートロック、システムキッチン、エレベーター

と言ったものがあります。これも条件を付けるほど候補の物件が少なくなります。

 

希望条件でネット検索をしてみる

先ほど書き出した希望条件をインターネットの検索サイトで探してみましょう。検索サイトも色々あるのですが次のものがおススメです。

 

沢山の物件が表示されると思うのですが、同じ物件が重複して出てきているケースが多いので希望に合う物件をピックアップしてみましょう。

希望条件が多ければ多いほど検索された物件が少ないです。

ここで「これしかない」と言う物件が見つかればよいのですが、無かった場合は次のステップへ進みます。

 

希望条件の優先順位を決める

インターネットに出ている情報がすべてではありませんが、ここで希望物件が見つからないのであれば条件を緩和して探す必要があります。

実際に不動産屋に行って相談するときには希望条件を全部伝えて良いのですが、物件の相場感を知るためにも条件が厳しいのであれば変更していかなければなりません。変更して探す内容は「1」の所で述べた条件と同じですが、次のようなものがあります。

(1)賃料

賃料を上げて探すことはお勧めしません。無理に賃料を上げてしまうと生活が苦しくなった時にまた引っ越しをしなくてはならない、と言う事も考えられます。
賃料を上げて探すのは最後にしましょう。

(2)間取り・広さ

広さは図面だけではわからないところが有りますので、ある程度幅をもって探した方が良いでしょう。

(3)地域

地域を広げて探すと物件数がかなり増えます。沿線や駅からの距離を変えて探すと良いです。

(4)築年数

「どうしても新築がいい」と言う方でなければ築年数もこだわらず探した方が良いです。築年数の古い物件が大きくリフォームしている事もあります。

(5)その他の条件

 こちらも条件の緩和をすることで物件数が増えます。特に1人暮らしの場合の単身用物件では「バストイレ別」や「独立洗面台」などは広さの関係上、難しいこともあるのでここを我慢できればお部屋のグレードを上げられます。

 

物件の問い合わせをしてみる

インターネットで希望に合う物件が見つかったらその物件を掲載している不動産屋さんに問い合わせてみましょう。

「問い合わせてみる」と言うのは、物件を掲載している会社がその物件を扱っているとは限らないからです。いわゆる『おとり広告』と言うものが今もまだあり、実際は存在していない物件を掲載しその物件に問い合わせがあった顧客に別の物件を紹介すると言う事があります。

内見

最終的には物件は必ず見て決めましょう。時間がなかったり不動産屋に促されて見ずに決められる方もいらっしゃいますが、図面だけではわからないところがたくさんあります。

また内見時のポイントもいくつかあります。

(1)最寄駅からの経路

生活の中心にもなりますので、駅からの道のりや買い物施設の確認をしましょう「駅から徒歩〇分」とありますが図面上の時間は「800m=1分」で計算されています。時間は切り上げられているはずなので1000mの場合は1分15秒が2分と表記されています。

また、道のりのアップダウンは実際歩かないとわかりませんので距離以上に時間がかかる場合もあります。

(2)物件の共有部分

物件の管理が行き届いているか確認しましょう。

管理が出来ておらずが共用部汚れていると入居してから大変かもしれません。室内の設備が壊れた時は大家さんではなく管理会社へ連絡して取り次いでもらうことがほとんどです。共用部が汚れていてそのままと言うことは

・管理会社の管理がずさん

・大家さんが管理にお金をかけていない

と言う事が考えられます。

(3)室内のデッドスペースや家具の配置を確認

もし家具の採寸ができていれば冷蔵庫や洗濯機置き場の大きさを確認。

コンセントの位置なので家具の配置も自然と決まりますので、お持ちの家具を    どの様におけるかを確認。

 

「1」に戻る

物件が1回の内見で決まる事はほとんどないです。

案内をしてくれた不動産屋さんに物件紹介の依頼をしても良いですが、自身でも探しながらすることをお勧めします。

 

最後に

不動産屋さんからの言葉で最も信じてはいけないのが

 「今決めないと無くなります」

です。

本当に良い物件は確かにすぐ決まることもありますが、そう簡単に無くなりません。

不動産営業マンはすぐに契約したいので決断を急がせますが、引っ越しの時期に余裕があるのであれば急いで決めず自分のペースで探しましょう。

 

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