お子様のマネーリテラシー教育
小さい頃から子供の金融教育をしておくと大人になってから苦労せず過ごせるのではないでしょうか?
私自身、もっと早く知りたかったという事が沢山あります。
我が家で行っている金融教育として行っているお小遣い制度を紹介します。
まず前提としてなにもせずにお小遣いを貰えると言う事はありません。
「働かざる者食うべからず」と言うことわざがある通り、苦労せずに貰えるお金には何もありがたみが有りません。
そのため次のような制度を作っています。
◆お手伝い
お手伝いをした時にコインを1つ渡します。渡すのはコインでなくても何でもOKです。
渡すコインはお手伝いの難易度に応じて数を変えています。
・食器の片付け⇒1個
・掃除機をかける⇒1個
・玄関掃除⇒2回で1個
・洗濯物をたたむ⇒2回で1個
・ゴミ出し⇒2回で1個
等々
1日に渡すコインは3個までで貯めていくと本当のお金と交換ができるシステムです。
子供たちも成長とともに欲しいものがどんどん出てくるのですが、欲しいものは自分で稼いで買うと言う意識を持って貰いたいのでこの様にお手伝いをすることで報酬を得られるようにしています。
なぜダイレクトにお金を渡さずコインを渡しているかは次の理由からです。
◆コインと現金の交換
コインを一定量貯めるとお金と交換できるのですが交換をするときは量に応じて金額が異なります。
20枚で250円
30枚で400円
これはコインとお金を交換するときに多く貯めてから交換するほどより多くのお金を受け取れると言う事を分かってもらいたいと言う想いです。
お手伝いの内容で渡す金額を変えても良いのですが、それだと高い金額のお手伝いしかしなくなるので、あえてダイレクトにお金は渡さず、コインと交換をするシステムにしています。
お金に替えようとする時にどのようにすれば効率が良いのか考える様になってもらえれば嬉しいです。
◆交換する月で金額が変動する
コインとお金の交換については上記の内容をベースとして、換金するレートが毎月変動します。
例えば
1月は通常通り
2月は金額が1.2倍
3月は金額が1.3倍
4月は金額が0.9倍
5月は通常通り
と言った内容です。
翌月のレートは月が変わる1週間前程度に発表し、「いつ変えたら良いのか」「いつまでにコインを貯めて交換した方が良いのか」と言った内容を考えられるようにして貰いたいと想っています。
また、外貨などの「為替レート」の感覚を養ってもらいたいと想って取り入れています。
◆ゲームができる時間をコインと交換
日に日に頭を悩ませているのがゲームの時間制限です。放っておくと永遠とゲームをやめないためゲームをするためにもコインが必要になるという制度にしました。
・基本としてゲームができるのは1日2時間まで
・30分ゲームをするためにコインを1枚渡す。
・ゲームに使うコインの数は固定
コインとお金を交換するとゲームをするためには使えないので、ゲームをしたいのであればコインのまま持ち続けないと行けません。
欲しいものを買うためにお金に替えるか、ゲームをするために持ち続けるのか、それをしっかり考えて必要な分を考えて使うという習慣を作ってもらいたいと想っています。
◆まとめ
いずれも大人であれば簡単に計算できると思うのですが、実際の為替や仮想通貨に置き換えて考えると慣れてない方にとっては非常に難しいのではないでしょうか?
日本では教育の中で金融知識を学べる機会がほとんどないので、大人になっても十分なマネーリテラシーを持っている人はごく僅かかと思います。小さいときから感覚を養う事で自然と見についてもらえると嬉しいですね。
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