はじめての人のための3000円投資生活

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はじめての人のための3000円投資生活

 

「投資に興味がある」「投資を始めたいけど、怖い」と言った投資入門者のためにどんな人でも貯金感覚で楽しみながらできる一番簡単な投資法を開設した一冊です。

 著者は、これまで10000人以上の赤字家計再生を実現した『横山光昭』氏です。

こちらの本は223ページありますが、要点についてまとめてご紹介いたします。

 

基本は「バランス型の投資信託を買うこと」

さっそく結論から述べていますが、

『月々3000円で投資を始めバランス型の投資信託を買う』

事が今回ご紹介する「3000円投資生活」になります。

簡単に投資信託について説明しますと

【投資信託】
投資家から集めたお金を、投資のプロであるファンドマネージャーが運用し、その成果に応じて収益を投資家に分配する商品
【バランス型の投資信託】
日本や海外の株式・債権などがバランスよくパッケージされた金融商品のこと

こちらを買う事が基本としていますがもちろんメリット・デメリットがあります。

メリット:安全性が高く、銀行預金より良い利回りでお金を増やせる。

デメリット:ゆっくりとしたペースでしかお金が増えていかない。

 

しかし、単にこちらの投資信託を買うという事ではなく

3000円投資生活は「貯金をしながら同時に投資をする」と言うのが基本

とのことです。

 

その流れとしては

1.家計を管理し支出を抑えてお金の余裕をつくる

2.貯金しお金について学んだ上で投資を行う

と言うものです。

「貯金+投資」で安全かつ着実にお金を増やしていく事ができるようになります。

こうすることで投資を敬遠している人や毛嫌いしている人も無理なく始めることができます。

 

投資のカギを握るのは「お金の見える化」

「無駄な出費をおさえ、貯蓄をしていく」という、当たり前のことを当たり前にしてくことが、お金を増やす秘訣とされています。

そこでこの本の中では支出の考え方として3つに分けて考えるようにとしています。その3つが、

「消」消費のことで、生活に必要なものを使うお金のこと「浪」浪費のことで、生活に必要が無く無意味で生産性の無い
ものに使うお金のこと
「投」投資のことで、生活に不可決で無いものの、将来の自分
にとって有効な生産性の高いものにお金をつかうこと。

になります。

お金を使うときにそのお金が「消」「浪」「投」のどれにあたるのかを考え家計簿に記録して『家計簿の見える化』をはかります。

この時にそれぞれの割合を

浪費:70%  浪費:5%  投資:25%

とし、更に投資については

貯金:15%  金融商品や自己投資:10%

とすると良いとしています。

 

「価格変動に振り回されない」ことが成功への道

支出の考え方を理解し見える化を図ることでお金は貯まりますが、投資に力を入れないと「増やす」事はできません。

そこで著者が考える投資のルールとして『一時的な価格変動に振り回されててはいけない』というものです。

株価があるとすぐに売ってしまったり、逆に下がるとすぐに損切りしてしまうと言う人がいるのですが、一時的には儲けても「あの時売らなければ良かった」と後悔することはよくあることです。

運用成績を常に気にしたり、短期での利益を出そうとすると貴重な時間とエネルギーが奪われる結果になってしまいます。

また、バランス型の投資信託はゆっくりしたペースでの増加なので、FX・アクティブファンド・個別株と言った利回りの良い商品に目移りしてしまいます。

しかしそれらは利回りは良くてもリスクが高く結果的に『投機』になってしまう可能性が高いのです。

投資に何を求めてどうしたいのかをはっきりさせることで一喜一憂しなくなるでしょう。

 

「おすすめ」に手を出してはいけない

投資において振り回されない事も重要ですが、それと同じくらい『やってはいけない事』も知らなくてはなりません。

それはつまり『おすすめには手を出してはいけない』と言うことです。

おすすめ商品は証券会社や銀行の手数料が高い商品である可能性が高いからです。手数料はそのまま金融機関の利益になり、投資には回されません。たとえ顧客にとってハイリスクハイリターンのものであったとしても金融機関にとっては利益の高い商品であれば「おすすめ商品」として紹介されるのです。

特徴としては誰もが飛びつきそうなキャッチコピーで関心を引きます。例えば、

・毎月の配当金を受け取れます。
・利回りが高い商品です。
・人気がある商品です。

と言ったものです。

他にも「外貨預金」も手を出してはいけない商品として紹介がされています。

 

まとめ

いかがでしょうか。

今回の内容を知らなければうっかり手を出していたこともあるのではないでしょうか?

初心者でも始められる投資について分かりやすく書いてありますので、一度手に取って読んでみられてはいかがでしょうか。

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