日本ではお金に関する教育が十分にされていないため、
『お金を稼ぐことが悪いことだ』
『サラリーマンとして働くしかお金を得る方法はない』
と言った考えを持っている人がいます。
お金のことを知らなければ、知らないところで自分のお金が減っていくという事あるのです。しっかりとお金の基本を知ることで自身のお金を守ることができるのです。
こちらの本で紹介されていることで14つのことを簡潔に取り上げて紹介いたします。
お金の計画
「自分の人生でいくら欲しいか決める」と言う事です。
それは自分の人生で何をしたいかで金額が決まってきます。まずは自分の人生の中で『何が欲しいのか』『何が欲しくないのか』を決めてそれがいくらかかるのかを把握する必要があります。
お金とキャリア設計
アメリカでは一つの職場でずっと働くこと、いわゆる『終身雇用』はほとんどありません。日本でも同じような状況にあり転職することが当たり前になっております。
転職の時に気を付けなくてはならないのが 職業と業界 の両方を変えてはいけません。
例えば『IT業界の営業職』だった人が『製造業の開発職』と言った転職は良くありません。両方を変えてしまうとそれまでのキャリアを失ってしまう事になり次の仕事に経験を生かすことができません。
副業
副業をするときに重要なのは会社を作ることです。
会社を作って経費作ることで税金を安くする事ができます。
サラリーマンは経費を計上することができないため利益がそのまま課税対象になってしまうためです。
貯金
お金を貰ったらまず貯金をすることが大切です。
収入−支出=貯金 ではなく
収入−貯金=支出 とする必要があります。
予算と支出
予算とは支出の計画であり、支出額を超えてはいけません。
まずは実近1か月の支出額を把握し、その支出額が自分の収入に見合っているのかを把握します。
見合っていないのであれば支出を抑える必要がありますが、家賃や通信費など固定でかかるもの減らすと効果が長く続きます。
信用と借金
まず『借金をしたら利息を払わなくてはならない』と言う事を認識する必要があります。
つまり借金をした場合、借りた額よりも大きな金額を返さなくてはなりませんので借金をする際には慎重にならなくてはいけません。
お金を貸す側は借金が返ってこなくなるというリスクがある以上、借りた額と返す額が同額と言う事はあり得ません。
破産
破産はしない方がもちろんいいのですが、借金を苦に自殺をするような状況であれば破産すべきです。
破産をすると借金が無くなりますのでもう一度人生をやり直すことができます。
破産をすると様々なハンデを背負う事になりますが、自殺するよりよっぽど良いです。
投資
投資をすることで資産を少しづつ増やしていく事ができます。
投資のポイントは利息から利息が産まれる『複利』の効果を得られることです。複利の効果は時間が経てばたつほど大きくなるので、投資は少しでも早く始めたほうが良いでしょう。
金融詐欺
金融詐欺にあうと大きなお金を一瞬で失う事になります。被害にあわないためには甘い言葉に惑わされないように注意を払う必要があります。
例えば、
秘密を教える
リスク0
という言葉が出てきたら要注意です。しっかりと自分の頭で考えてから行動するようにしましょう。
保険
保険は突発的なリスクが発生した時に金銭的な保障を得るための仕組みです。
保険に入ることは大切ですが、加入する必要があるか否かはよく考えましょう。
例えばあなたが亡くなって路頭に迷う家族がいないのであれば生命保険に加入する必要はありません。
税金
税金がかかるのは『資産・所得・取引』についてです。
車や家などは買ったときに税金がかかるだけでなく持っているだけで自動車税や固定資産税と言った税金がかかりますので、購入には注意しなくてはなりません。
社会福祉
これから急に仕事を失ってしまい収入が亡くなったしまった場合『失業保険』の給付を受けることができます。このような知識を少しでも持っておけば何かあったときに役に立ち、普段の生活でも不安を解消できるかもしれません。
契約と法律
働くときには必ず契約を結ぶ必要があり、その契約を破った際には罰則を受ける必要があります。
契約を結ぶ際には契約内容をしっかり確認し自分に不利にならないか確認をしましょう。
老後資産
今から老後の準備をしようとしてもうまくいかない事も出てくるかもしれません。
しかし、資産作りは早く始めると有利なのです。
ここで言う資産作りとは投資のことを指します。なぜなら投資には複利の効果が働き時間が経つほど効果が大きくなるので老後までの長い時間を掛けるにはうってつけだからです。
まとめ
ここまでがアメリカの高校生が学んでいることですが、日本ではお金について自分で学ばなければ行けません。
お金についてもっとしっかり学びたいと思ったら本を手に取って読んでみましょう。
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