「会話が続かない」
「思っていることが伝わらない」
と悩んでいる方が解決できる1冊です。
人は「話し方」で決まる
著者は”話し方が上手ければ人生は上手くいく”と述べています。
その理由は「自己肯定感」にあるとしています。
自己肯定感が高いと自信がみなぎり、周りの目が気にならなくなり、話がうまくなる。そうすると人生が好転していくと述べています。
つまり、話す力とはスキルと言うよりメンタルが大きく影響するという事が伺えます。
ではどの様にすれば「メンタル」を向上することができるのか?その答えは「人から好かれる」と言う事でした。そして人から好かれるための原則は次の3つです。
・人は自分のことをわかってほしい生き物
・人は自分のことをわかってくれる人に好意を持つ
詰まるところ人は自分に深い関心を寄せてくれる人、自分のことをわかってくれる人に行為を持ちます。この原則を念頭に置いて話すことで相手から好意を持ってもらえるようになるのです。
好かれる会話は「拡張話法」
先ほど述べた「人から好かれるための原則3つ」について、最大限に相手から引き足す方法が拡張話法です。
そのやり方が、次の5つです。
これらの拡張話法を使い、相手の話を広げることで相手から好かれる話し方になります。
「好かれる」には「嫌われない」事
人の感情は「快」と「不快」の2つしかないため、相手から嫌われない事もとても重要です。
特に初対面については一度悪い印象を与えてしまうと良い印象に変えることは至難の業です。だからこそ嫌われない事が重要になるのです。
ではそのためにはどうすればよいか。
ヒントとなるのは嫌われる人の共通点を知ることです。嫌われる人の共通点は次の7つです。
・「4Dキーワード」を連発する人
・突っ込んだ男女関係、下ネタを連発する人
・お笑い芸人の真似をする人
・話をまとめてしまう人
・相手の話を奪う人
・すぐに馴れ馴れしい口をきく人
・負け惜しみを言う人
特に注意が必要なのは「4Dキーワード」を連発する人です。
これらをよく口にする人は嫌われやすいとされています。
叱るなら敬意を持つ
叱責や指摘は基本的に「目上から目下へ物申す」事を意味します。この場合、どの様な関係であっても高圧的、攻撃的な態度であれば間違いなく相手に嫌われます。
その理由は「人間は強制が大嫌いで強制されるといい方向に向けて行動することができなくなる」からです。
そこで相手に敬意を込めて接することで相手は聞く耳を持ってくれるようになります。
「あなたはダメだ」「あなたのやっていることに意味は無い」等、相手の人格や存在を否定する言葉を使うと、相手の自己肯定感は大きく削られることになります。
敬意をこめて叱るためのポイントは2つです。
・相手をねぎらい相手の意図に理解を示すこと。
・自分が相手に対してどれだけ敬意と期待を抱いているか
これらは叱責、指摘であるが相手に敬意が伝わっているのが特徴で、この2つを抑えておくことで相手は自信を失わず次も頑張れるのです。
いかがでしたでしょうか?
話し方を意識することで人生が好転しどんどん良い方向へ進むかもしれません。
まだ本を読んでいない方は是非本を手に取って見ましょう。
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